コンタクトレンズ(CL)の購入者を検査する眼科診療所(CL診療所)が、行政の指導や監査の対象とならないように助言をした見返りに、現金150万円を受け取ったとして、大阪府警は25日、厚生労働省国際年金課課長補佐の住友克敏容疑者(50)=東京都府中市=を収賄容疑で逮捕し、26日発表した。
贈賄容疑でCL販売会社「シンワメディカル」(大阪市中央区)の役員佃章則(55)=堺市中区=と同佃政弘(47)=兵庫県西宮市=の両容疑者を25日に逮捕した。府警によると、3人とも容疑を認めているという。
捜査2課によると、住友容疑者は2008年2月上旬、同社が運営する眼科診療所が、社会保険事務局の指導や監査の対象とならないように、監査のポイントなどを助言したことへの見返りとして、佃章則容疑者側から現金150万円を受け取った疑いが持たれている。
捜査関係者によると、住友容疑者は08年当時、厚労省で医療機関に対する指導や監査を担当する医療課で特別医療指導監査官を務め、指導や監査に入る診療所やその基準を知り得る立場だったという。府警は、住友容疑者が佃容疑者らから計2500万円以上の現金を受け取っていたとみて調べている。
CL診療所をめぐっては、診療報酬を過剰請求していたり、CLの装着指導や検眼を医師ではなく従業員がしていたりする実態が各地で問題視され、厚労省などが指導を強化していた。
民間信用調査会社などによると、シンワメディカルは「アイスペース」のブランド名で、近畿や四国にCL販売店を約20店舗展開し、近畿圏では最大手の一つ。CL販売店には眼科診療所も併設し、実質的に診療所の運営もしながら事業を拡大してきたという。
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